Y. Yamashita

Wholesale Payments

ホールセールペイメント部門 ヴァイス プレジデント 山下祐斗

バックグラウンドについて教えてください。J.P.モルガンに応募したきっかけは？ 

日本の大学を卒業した後、アメリカに留学し経営学を学びました。J.P.モルガンのオペレーションズ部門でキャリアをスタートさせたのち、営業という立場でJ.P.モルガンのビジネスや業界の動きを見てみたいという思いから、今の部署に異動しました。部活動、留学など、学生時代に全力で取り組んできたことがすべて今の仕事に活かせていると感じています。

現在の業務について教えてください。

ホールセールペイメント本部トレジャリー・サービス金融法人営業部に所属しています。ホールセールペイメントは、世界中で事業展開している多国籍企業、事業会社や金融機関のお客様に向けて、銀行の主要業務である預金、送金業務を初めとした包括的な金融ソリューションを提供しています。金融法人営業部は150超の本邦金融機関を担当しており、銀行界のオピニオンリーダーとしての地位を築いています。私自身は銀行以外の金融機関を主に担当しており、国内外の様々なチームと連携し、お客様のニーズに応えるだけでなく、お客様のビジネスが発展するようなイノベーティブなソリューションを提案できるように心がけています。

このビジネスが他と違って面白いところは何ですか？

今、新しいテクノロジーが一番大きな影響を与えているのは銀行界と言っても良いのではないかと思います。これまで安全面が重視され、大きな変革が行われてこなかった業界において、ブロックチェーンなどの新しいテクノロジーが多くのイノベーションをもたらし、銀行界はまさに変革期にあります。ホールセールペイメントはそのイノベーションの最前線にいる部署です。

皆さんにお伝えしたいことはありますか？

「フィンテックの発展で銀行は必要なくなる」ということが言われていますが、フィンテックも銀行なくしてはビジネスが展開できていないのも事実であり、またフィンテックに負けないだけのスケールとスピードで銀行もテクノロジーに投資し、銀行自らディスラプションを起こして発展し続けています。

会社におけるあなたの部署の役割は？どのようなインパクトを与えていますか？

ホールセールペイメントは銀行の中でも特にお客様の日々のビジネス活動との関わりが強い部署です。景気の動向に関わらず、世界でビジネスが動き続ける限り、それにまつわるお金の動きも常に発生します。そのお金の動きをサポートしているホールセールペイメントはまさに、J.P.モルガンの基盤となるビジネスの一つです。

一番のやりがいは何ですか？

営業として会社に利益をもたらすだけではなく、銀行界をリードする存在として「業界をどのように動かしていく必要があるのか」「日本の銀行の課題は何なのか」など、自分たちのビジネスだけでなく、広い視野を持ち、業界にインパクトを残せる仕事だという点です。

どのようなスキルや能力が求められますか？

ホールセールペイメントのビジネスは一部署で完結することなく、様々なステークホルダーが関わって初めてお客様にサービス提供ができています。お客様を含めたステークホルダーの事情やニーズを把握し調整する能力、全体をうまく巻き込んで物事を前に進めていく能力が求められます。

プロジェクトで思い出に残っているものはありますか？

ブロックチェーンを活用した銀行間情報ネットワーク（Liink）は自身が携わったプロジェクトの中でも大きなスケールで行われたものでした。Liinkのグローバルチームと協働し、日本国内で大きな反響を得ることに成功しました。このネットワークは今後のさらなる発展を遂げ、銀行のビジネスを大きく変える可能性を秘めています。

どのように革新を進めていきますか？また、今後ビジネスはどのような方向に進んでいくと思いますか？

新しいテクノロジーを活用して現状のサービスやお客様のプロセスを改善することができるかという観点と、これまでのプロセスにこだわらず新しい方法でビジネスを展開できないか、という観点でいつも考えるようにしています。将来的には、テクノロジーの発展とその導入が進み、お客様に提供できるサービスの幅が広く深くなり、お客様との関係がさらに強いものになっていると思います。

J.P.モルガンに応募しようかどうか迷っている方にアドバイスをお願いします。

是非一度J.P.モルガンの社員に会ってみてください。将来どのようなことをやりたいか、ということももちろん大事ですが、誰と働くかということもキャリアを築いていくうえでとても大事なことだと思います。J.P.モルガンで働いている、皆さんの先輩や上司になりうる人たちを知っていただき、ご自身の将来像を想像していただきたいです。

趣味や興味のあること、また日本の好きなところについて教えてください。

日本の大学を卒業するまで部活動でバスケットボールに取り組んできました。今は2人の息子の世話に追われ、バスケットボールに触れる機会が減ってしまいましたが、いつか息子たちとバスケットボールを一緒にプレーできる日を夢見ています。